walkaround
2017.05.05

ボーダーライン 飯田橋編

城下町 外堀 連載 飯田橋

みなさん初めまして。

千代田区のさまざまな境界線を探索する、ボーダーライン探検隊です。

1回目の探索地は千代田区飯田橋。

飯田橋は千代田区・新宿区・文京区の3つの区が境を接しています。今回はその飯田橋界隈の中でも、飯田橋駅の隣にある「飯田橋ラムラ」を重点的に探索しました。

ラムラとはJR飯田橋駅の西側にある複合施設です。

住居棟と事務所棟の2つの高層棟とそれをつなぐ低層棟で構成されています。写真の、手前側のビルが住宅棟で住所は「千代田区」奥のビルが事務棟で住所は「新宿区」になっています。

そして、真ん中の低層棟にその名も「区境ホール」があります。

「区境ホール」の真ん中に区境を示すプレートが埋め込まれていて、ここが千代田区と新宿区の境であるこ

とを示しているのですが、どうしてこんな変なところに区境があるのでしょうか?

区と区の境というのは、幹線道路や鉄道、川などで区切られているというイメージがありますが、実際にはけっこう細い道が境だったりする場所も多いです。

文京区湯島と千代田区外神田のように、隣り合った建物の間に区境がある場所もありますが、建物の真ん中に区境があるなんて場所は聞いたことがありません。

このあたりの千代田区と新宿区の境界は外濠の中心が区境になっていて、ラムラと牛込橋を挟んで反対側は、その延長線上にある2つのお店の間がちょうど区の境になっています。

左の写真で、2つ並んだお店、

ミニミニ 飯田橋店

住所 千代田区富士見2-9-6

はんこ屋さん21 飯田橋西口店

住所 新宿区神楽坂1-9

となっています。

実は、ラムラが現在建っている場所も飯田濠という外濠の一部でした。

写真の赤の線で囲っている部分が飯田橋駅でその左側にある濠が飯田濠でした。

昔は水運などの荷揚げ場所として利用されていたのですが、水運業の衰退、水質の悪化による悪臭などの問題により埋め立てられてしまいました。

その埋立てによって1984年に誕生したのがラムラです。ただ、区境を従来通り東西で分けることが出来ないので、建物の南側を新宿区、北側を千代田区と区境の設定を変更しました。

国勢調査資料より作成

多分、住人がのどから手が出るほど欲しい千代田区(千代田区は直近の人口データでは人口が6万人台を回復しましたが、1995年までは人口が減り続けていました)が住居棟を自分の物にしたのかなあと、邪推してみます。(後日、メンバーの一人が千代田区の方に確認したところ、本当にそれが理由でした)

2020年には飯田橋駅のホームが約200m新宿方面に移動します。その時はこの窓からどんな景色が見えるのでしょうか?

変化の速さは都会の宿命。とはいうものの、飯田橋駅の東口の雑然とした街並みも好きなので、不安半分、期待半分です。

written by
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