walkaround
2017.06.16

ボーダーライン 東京駅八重洲北口編

北町 奉行所 東京駅 江戸 連載


みなさんこんにちは。

千代田区のさまざまな境界線を探索する、ボーダーライン探検隊です。

第2回目の探索地は東京駅八重洲北口。

東京駅の八重洲側というと中央区のイメージがありますが、外堀通りからが中央区なので、東京駅自体もそうですが、八重洲口の北側は丸の内1丁目、そこから永代通りを渡ると大手町2丁目となり、千代田区なのです。

そんな八重洲口の北側、鉄鋼ビルディングと丸の内トラストタワーN館の間に北町奉行所跡があります。

写真を見ても何だかわからないと思いますが、この石組みが北町奉行所の下水溝の跡だそうです。

町奉行所というと、罪人を捕えたりお白洲で罪人を裁いたりというイメージがありますが、それ以外に橋の維持管理などの役所仕事も行っていました。

南北の町奉行所に勤める与力・同心といった役人は全員で250名程度ですが、その内犯罪捜査に係る人数は30名程度しかいませんでした。

この人数で、100万都市の江戸の治安が維持できたのは、同心の下に御用聞き(岡っ引き)その下に下っ引きなどがおり、同心の手助けをしていた事と、町奉行の監督下に町人が運営する自身番(消防団兼交番の様なもの)があったからだと思われます。

北町奉行所跡の近くに八重洲南口付近で発見された、江戸城の外堀の石垣を再現した石積みがあります。写真中央の8個の石が江戸時代の物です。

ここのスポットは緑も多く、ビルの谷間にあるので風も吹いているので、これからの暑い時期にはお勧めのスポットです。

丸の内1丁目から永代通りを渡ると大手町2丁目です。現在この近辺は、常盤橋街区再開発プロジェクトの工事中です。写真では判りづらいですが、白いビルの手前はかなり広い空き地になっています。今後、後ろのビルも順次解体されて、新しい街が出来ます。一番高いビルは地上61階、高さ390mで「あべのハルカス」を抜いての日本一高いビルになります。

前回の飯田橋編の時も思いましたが、千代田区はとにかく街の移り変わりが早い所です。

今の千代田区を見られるのは今だけですよ!

《関連記事》
ボーダーライン飯田橋編

written by
tetsuji

てつじ

【好き:坂道・機械式時計・取り込んだ布団】
冷静沈着で着実な視点をもつ。
過去に両親が古書店を経営。