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2017.08.06

ボーダーライン 神田明神編

神田明神 連載

 

みなさんこんにちは。

千代田区のさまざまな境界線を探索する、ボーダーライン探検隊です。

第4回目の探索地は外神田の神田明神周辺です。

毎回千代田区の事を書いていますが、実は私は文京区民です。

毎年初詣は神田明神に行くのですが、神田明神の参道の前を通る本郷通りは、参道の入口と両脇の

建物だけが千代田区で、そのさらに両脇の建物はまた文京区になるのです。

つまり「神田明神は千代田区にあるが、文京区を通らなければ

参道には入れない」ことになります。裏参道の階段も、下は文京区で途中から千代田区になります。

(厳密に言うと、男坂の階段から行けば文京区を経由しなくても行けます)

文京区民には納得出来ない区境

途中から区が変わる階段

地図を見ても神田明神の部分だけ文京区側に突き出ていますし、神田明神の場所は、文京区方面から

続いている武蔵野台地の突端なので地形的にも文京区になるのが自然です。

神田明神周辺の区境

とは言っても神社の名前が「神田神社」ですから、やはり千代田区にあるのが正解なのでしょう。(今回初めて知りましたが、正式名称は神田明神ではなく「神田神社」でした)

正式な名前は「神田神社」

神田明神周辺が文京区側に張り出しているという認識は昔からあったようで、「神田明神が位置する三角形の出っぱりの地域を昔の人は「出神田」などと云ったりしていたという。」と、千代田区観光協会の「まちブログ」にも書いてありました。

また、このあたりの区境がやたらと入り組んでいるて、隣り合った建物で区が違っていたりもするのですが、理由は昔の地図なども調べてみましたがよくわかりません。

区境その1

 

区境その2

さて、ここ数年の間に神田明神に行った人は知っているかと思いますが、アニメとのタイアップがかなりすごいことになっています。

秋葉原に近いという地理的条件もあるかと思いますが、アニメなどにも偏見を持たずに取り入れる姿勢は素晴らしいと思います。

8月11から13日は「納涼祭り」も開催されますので、最近の神田明神がどんな感じか知りたい方はこの機会に参拝されてはいかがでしょうか。秋葉原周辺のメイドカフェ有志による「うち水っ娘大集合!2017」も同時開催です。

 

神田明神ではこういったあまり堅苦しくないイベントなどを多く行っていますが、ちゃんと真面目な事業も行っていて、今年の5月には「神田明神論集1」という本を出版しています。山車や音曲の研究論文、近現代の神田祭に関する研究論文などかなり堅い内容ですが、とても興味深く私も観賞用と保存用に2冊買ってしまいました。神田明神の休憩所で絶賛発売中ですので、興味のある方は是非ご覧になってください。

観賞用と保存用

記事を書いていて思い出しましたが、来年の1月1日から、千代田区の三崎町と猿楽町が、それぞれ神田三崎町・神田猿楽町に住所変更します。地元の方の要望によりということです。住所を変えると色々な手続きが面倒だと思うのですが、それに勝る神田愛が感じられます。ちょっと羨ましいです。

 

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written by
tetsuji

てつじ

【好き:坂道・機械式時計・取り込んだ布団】
冷静沈着で着実な視点をもつ。
過去に両親が古書店を経営。