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2017.11.13

ちよせんレポート 第1号 バン・ドゥーシュ編

千代田区 皇居 皇居ラン 銭湯 麹町

ちよせん 第1回目は、
麹町にある「バン・ドゥーシュ」という銭湯です。

地下鉄半蔵門線・半蔵門駅1番出口にあがって、
目の前の横断歩道を渡り、
レンガ風タイルのに沿ってほんの10歩くらいで、
ベンチが並ぶ半地下の入口が見えてくると思います。

おそらく日本で1番駅近で、
ちっちゃい銭湯ではないかと思われます。

全体的にこじんまりしていて清潔感があり、
さっと入って、さっと出るという感じ。
のんびりくつろぐような空間ではないです。
それもそのはず、ここは皇居ランを毎日のように楽しむ
マラソンランナー一般人御用達の銭湯として有名なのです。

入口のフロントにてお金を払うと
毎日何かの飲料をひとりずつ無料でサービスしているし、
たとえばスーツ姿のビジネスマンが来て、
脱衣室でスポーツウェアに着替えて荷物はロッカーに入れたまま、
フロントでスニーカーにはきかえて走ってきて戻ってきて
汗を流してさっぱりして帰るというシステムが確立されています。

さて女湯のつくりはまるで、
会社のロッカールームのように所せましと
事務用品メーカーのグレーのロッカーがずらっと全部で32コ設置され、
他に脱衣籠もいくつか用意されています。
冬場など厚手のコートは入りきらなかったりしますから。

そして引き戸をあけ浴室にいくと、
さわやかな淡いブルーのタイルが壁天井と使用され
シャワーつきカラン蛇口は全部で13コ。
浴槽はほぼ4人でギリギリな広さのものが奥にひとつだけで、
広々したイメージのあるお風呂屋さんとはちがい、
天井も低めで脱衣室から続く梁が通っていて
それが、男湯にもつながっています。
たぶん男湯も同じタイルを使用しているのではないかと思います。
男女の仕切りになっている壁の上部にはスキマがあり、両方の音が聞こえる作りです。
これは昔ながらの銭湯のパターンで、
家族や夫婦で「もうあがるよ」とか「あとちょっとででるね」と、
姿を見ずに声だけでわかるコミュニケーションが成立したりしていました。
片方がせっけんを忘れたらこっそりスキマから手わたし、
なんてウラワザもありだったのです。

ここではシャンプー、ボディソープ完備なので安心です。
カラン好きの私としてはどっと出てくるお湯ではなく
シャワー優先のこの形はちょっと物足りない感じがします。
私が入浴した時間帯は、人が少なく、
ガランとして空気もつめたく感じたので、
さっさとあらって浴槽に向かいました。
たくさん人がいるとお湯を使った時の湯気が浴室に充満して、
あたたかく感じるものです。

湯温は41度、手すりのついた入口らしきところだけ段がついていて
ジェットバスが3人分あり腰背中まわりをお湯でマッサージしてくれるような
心地よい刺激を受けることができます。
さし湯できる水と湯のマークの蛇口もありますが
自動的に給湯されるところからは、熱めのお湯がたっぷりにと出ていました。

湯舟の温度は少々ぬるいような気がしましたが
2回に分けて入ってあたたまったので、湯冷めなしのぽかぽかでした。
脱衣室にはちょっと変わった注意書きがあり、
いずれもランナーについてなので、帰りぎわふと
フロントのおかみさんらしき女性に質問したところ、こんな返事がありました。

まず入口のホワイトボードにランナーは自分のロッカーの鍵の番号を書き、
いっしょに名前やイニシャル、ニックネームを書きこみます。
お金は、前払いです。
戻ってきて、番号を言って
フロントに預けていた鍵を受け取りお風呂に入るというやり方。

そして、この銭湯の名前のこと。
「めずらしいでしょ!!フランス語よ!?
よくレストランとか居酒屋かと思って入ってくるお客さんがいるのよ!」
とのこと。
フロントにあるシューズラックは、
いつの間にか満席!?かっこいいランニングシューズがたくさん。

こんなに走る人がいてそして銭湯を利用しているんだなぁと思うと
私もなぜだかうれしい気持ちになります。
入浴前後にお時間ありましたらすぐとなりの麹町カフェへ。
ドリンクメニューも充実しています。
フランスつながりでオススメは、
半蔵門通りを1番町方向へあるいていったら、
右側にあるフランス風パン屋さん。

いかにもパリにありそうな外観で、
値段は高めですけど味もメニューもなかなかですよ!
私はフランス産のハチミツを買いました。

そうそう麹町カフェの入口には
小さなお稲荷さんがあるのでぜひ立ち寄ってください。

ではまた次回の女湯でお会いしましょう。

銭湯 バン・ドゥーシュ
千代田区麹町1-5-4(半蔵門駅1番出口前のマンション1F)
03-3263-4944
[ 月〜金 ] 15:00~24:00 [ 土 ]12:30~23:00
定休日:日曜日・祝日

written by
tomoko

しなもん

【好き:ネコ・銭湯・食いしん坊】
優しくて、力強くて親身。
福祉のお仕事をしている。