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2018.01.28

ちよせんレポート 第3号 稲荷湯

千代田区 銭湯

くしくも浴場組合のスタンプの番号順と
同じになってしまったちよせん3回目は、稲荷湯です。

JR神田駅西口の改札を出て、右へ。
新石橋ガードをこえて、線路沿いをまっすぐ、
レンガアーチを左に見ながら進んでください。
ふぐ(魚、もちろん生きています。)の水槽が目の前に見えたら、
その右手にある(私有地)緑地に行きましょう。
URBANNET KANDA BLDGという会社の中の
自由通路で、緑の壁をたんのうしてください。
すると、出世不動通り商店街と書かれた旗が
ぶらさがった外燈のある通りにくるので、そこを進みましょう。

ローソンをこえたら、ゲストハウスOASIS。
両側が不動産屋になり、消火器店のおむかいは、
丸いあかりが印象的なイタリアンの飲食店。
おとうふやさんあり、あれっまたローソンだと思って近づくと、
内神田すいすいビルという名前。
これは、もしや・・・、そう下水道関係会社でした。
神田は、現役でもありつつ、
歴史的価値の高い日本最初の近代下水道がつくられた地。
帰るときにJR駅内の解説をよみましょう。
右手には通りの名前のもとになっている不動尊(出世不動)があり、
不思議なコトバを(カタカナなので読めますよ)となえれば、
ご利益あるかもしれませんね。
そのまま進んで、交差点の手前、右手にビルの間のコの字の空。
昔風な衣料品の店。大通りの信号をわたると、
左にホテルが2件あり、右はセブンイレブン(コンビニ)です。
焼肉の店と和牛黒煮込の店まできたら、左へ曲がってください。
ビル街の中に、稲荷湯が(ビル銭)あります。


稲荷湯の前の内神田尾嶋公園に入って見ると、
ビルの上には煙突らしきものも見えます。
もくもくと煙は出ていないので、今は使っていないかもしれませんね。
のれんは、オリジナルで、シンプルな筆文字。
ご婦人、殿方という言葉づかいに時代を感じます。
ここも皇居ランナーたちがわんさかやってくるため、
入口はスニーカー専用の棚がおいてあります。

私が入ったのが、夕方17じ頃。
浴室にはだれもいなくて、おおっ私ひとりか、と思って、
広い銭湯をひとりじめした気分でゆったりつかっていました。
ビル銭は天井が低くて、あまり広々したかんじではないことが
多いのですが、ペンキ絵は、ちょっと個性的。
男湯と女湯のまん中が富士山というのは定版ですが、
女湯の方は、連なる山々と白い雲、
そして、高原のようなところにロッヂのような小屋が描かれています。
丸山さんかなあ(銭湯絵師)もしかして中島さんかもなあ(銭湯絵師)と
サインをさがしましたが、見あたらず。
女湯の脱衣場のカベにもペンキ絵がかざられていたので、
もしかして、この銭湯のご主人とか、
ご家族の方の作品かもしれないなあ、と思ったりしました。

ペンキ絵の下には、広告があるのですが、
かつては、まちのいろんな職業の人がたくさん入浴していたので、
湯舟につかっている間に見てもらえる広告はかなり役に立ったみたいです。
稲荷湯では、今も、若い人が協力して、広報活動をしている様子。
(詳しくはフロントにあるペンキ絵広告募集チラシをみてね)

ここの湯舟は広々としていて、ジェットバスも3種類あったり、
泡がすごいので、マッサージ効果でかなり気持ちよいです。
ちらちら脱衣室を見ると、
通勤している風の若い女性がくるのですが、
みんな、かっこいいランニングスタイルに着がえて、消えていきます。
走ったあとにまたもどってきてくれるのですが、
結局お風呂上がりまで、だれも入ってこなかったです。
脱衣室には手作りっぽい石づくりのガマがえるさんが座っているので、
さがしてみてください。

稲荷湯
千代田区内神田1丁目7−3 長谷川ビル
03-3294-0670
[ 月〜金 ] 14:50~24:00
定休日:日曜日

それでは、次回は最終回です。
どうぞよろしくおねがいします。

written by
tomoko

しなもん

【好き:ネコ・銭湯・食いしん坊】
優しくて、力強くて親身。
福祉のお仕事をしている。